December 21, 2017 TOPICS

KMTL、受託試験サービス事業の拡充について

 日々顧客から寄せられる様々なニーズに対応し、株式会社神戸工業試験場は、受託試験サービス事業について一層の拡充を図りましたのでここにご報告します。

1.フランス国営研究機関Cetimとの業務提携契約
 グローバル化の流れにより、航空宇宙産業並びに自動車産業をはじめあらゆる産業では、国際的協業が当然となっています。
 2017年3月1日、我が国の経済産業省はフランス政府と覚書を取り交わし、欧州航空機大手エアバスと日本企業が連携する支援を行うとの方針を発表しました。今後、日本企業がエアバスと取引を拡大していくという方針を受け、当社は、フランス国営研究機関でありエアバスとも関係が深いCetimと7月19日付で業務提携を行いました。
 11月1日に海外での共同展開の第一歩として韓国で展示会の共同出展並びに提携のための調印式を執り行いました。

 

2.日本で初めてとなる”Nadcap NMMT 機械試験”の認定取得
 Nadcapとは、航空宇宙産業・防衛産業の特殊工程における国際認証プログラムです。Nadcapは米国の非営利組織PRI(Performance Reviw Institute)により運営され、PRIはボーイング、エアバス、ロールスロイス等の航空機メーカやエンジン・メーカのプライム各社がメンバーとして参加しています。
 Nadcapには19のプログラムが存在しており、そのうちの一つ、材料試験所(MTL; Material Testing Laboratory)を、当社は2006年7月13日に日本で初めて取得しました。そして今回再び、日本で初めてとなる”Nadcap 非金属試験(NMMT) 機械試験”の認定を取得しました。
 これらNadcapのMTLとNMMTの取得により、航空機製品に使用されているほぼ全ての構造材料の機械試験を受託することが可能となりました。

 

3.日本国内でも有数の1000ton大型疲労試験機の導入
 海外機関との業務提携や認定取得の一方で、各種試験装置の充実化も進めております。
特にこの度、(一財)電力中央研究所殿から有償譲渡された1000ton大型疲労試験機を茨城県日立市に開設した新拠点に設置しました。
 疲労試験機とは、金属等の材料に小さな繰り返し外力を与えた際の寿命を計測する装置であり、そのデータは構造材料の設計に用いられます。通常の疲労試験機は10tonサイズであり、1000tonクラスの大型疲労試験機は日本国内でも有数と言われています。
 当社では、CAEソフトによる構造材料の強度シミュレーションも商品サービスとして提供しているため、シミュレーションによる評価結果と大型疲労試験機による実体品の評価結果を比較・解析することで、製品の設計精度を向上させる一連のソリューションが提供可能となります。
 本試験機は、茨城の新拠点とともに2017年9月から稼働いたしました。本試験機の稼動により、当社は1mmサイズのミニチュア試験から実体品などの大型試験までがカバーできる総合的な受託試験・分析会社として、顧客ニーズに応えてまいります。

 

4.最後に
 今年、当社は創業70周年を迎えました。創業以来、日本国内初の独立系民間試験場として、各産業界を代表する企業様から厚い信頼をいただき、様々な実績を積んでまいりました。
 今後も、皆様に信頼される独立系民間試験場として、当社は品質保証体制を整え、国際的に通用する試験データを提供し続けてまいります。その中で、欧米の航空機・自動車メーカーなどと取引している日本企業の製品の品質を証明し、日本のものづくり能力を世界へアピールする側面支援を行ってまいります。


 今回の事業拡充に関する記事が日刊工業新聞2017年12月5日号で紹介されました。

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日刊工業新聞_20171205


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