品質保証

静的強度・破壊靭性STRENGTH

 機械や構造物における強度の評価基準として、降伏応力や破壊靱性値などの特性値があります。当社は、これら特性値を得るため、国内外の規格や規準(JIS、ASTM、ASME、NK、DIN、ISOなど)に基づいて試験機の検定や管理を行うとともに、標準化された試験法により合否の判定を行い、正確なデータを提供しています。

主要装置

引張(圧縮・破壊靭性)試験

油圧万能試験機 精密万能試験機 試験温度
1000kN, 500kN, 300kN 300kN, 100kN, 50kN 引張試験
圧縮試験
破壊靭性試験
-196℃, -170℃〜1200℃
-170℃〜300℃
-196℃, -100℃〜600℃

衝撃試験

シャルピー式 試験温度
300J -196℃, -130℃〜900℃

硬さ試験

ブリネル ビッカース
マイクロビッカース ロックウェル

適合規格

高温引張試験 JIS G 0567
ISO 6892-2
ASTM E21
EN 10002-5
圧縮試験 ASTM E9
KIC試験 JIS G0564
ISO 12737
ASTM E399

高温特性TEMPERATURE CHARACTERISTICS

 発電用ボイラー・蒸気タービン・ガスタービン用材料などは、高温環境下で使用されるため、その材料の高温特性を把握して設計・保全に資する必要があります。当社では、多数のクリープ試験機・クリープラプチャー試験機を始め、特殊なリラクセーション試験機、クリープ疲労試験機、多軸クリープ試験機、ミニチュアクリープラプチャー試験機などを用意して、室温変動±3℃以内の試験室において設計・保全の基本となるデータ提供を行っています。

主要装置

クリープラプチャー試験機

リラクセーション試験機

容量(シングル型) 試験温度 容量 試験温度
50kN, 30kN, 15kN, 3kN RT〜1100℃ 25kN 300℃〜900℃

クリープ疲労試験機

容量 試験温度
20kN 300℃〜1100℃

ミニチュアクリープ試験機

容量 試験温度
1.5kN 200℃〜700℃

適合規格

クリープラプチャー試験 JIS Z 2271
ISO 204
ASTM E139
ASTM E292

疲労特性FAGITURE CHARACTERISTICS

 航空機、船舶、自動車ならびに発電プラントにおける機器部材や構造部材の耐疲労設計には、その部材の疲労特性を知る必要があります。当社では、回転曲げ、引張-圧縮などの標準的疲労試験を始め、低サイクル・高サイクル疲労試験と設計曲線の検討、疲労き裂伝播特性の把握、さらに環境雰囲気条件での腐食疲労試験、熱疲労試験、実働応力下での大型疲労試験などを幅広く実施しています。

主要装置

電気油圧式サーボ疲労試験機

捩り疲労試験機

容量 試験温度 容量 試験温度
800kN, 500kN, 250kN
200kN, 100kN, 50kN
30kN, 25kN, 20kN

下線部はMTS社製
-196℃〜1200℃ 3kNm
5kNm
RT

回転曲げ疲労試験機

容量 試験温度

100〜200Nm
(100Nm)
(200Nm)

RT〜850℃

平面曲げ疲労試験機

容量 試験温度
10〜80Nm
(10Nm)
(15Nm)
(50Nm)
(80Nm)
RT〜700℃

適合規格

高サイクル
疲労試験
JIS B 1081
JIS Z 2273
ISO 3800
ASTM E466
回転曲げ疲労試験 JIS Z 2274
高温低サイクル
疲労試験
JIS Z 2279
ASTM E606

樹脂試験片の成形、加工、湿熱老化処理FABRICATION

 樹脂材料は、軽くて成形が容易であり、耐水・耐油・耐薬品性に優れているなどの長所があるため、工業製品に多く使用されています。当社ではJIS及びISO規格に準拠する試験片の射出成形や、各種物性試験片加工を行っています。

主要装置

成形

ISO試験片射出成形機
型式: ISO100GN
樹脂温度: 180~300℃
型締圧: 1010kN
射出率: 151cm³⁄s
スクリュー径: 32㎜
型式: EC100SX-2A
樹脂温度: 300~500℃
型締圧: 980kN
射出率: 161cm³⁄s
スクリュー径: 32㎜
金型: ISO-A型, ISO-B型, ISO-D1型, ISO-D2型,
3㎜t平版(100×100㎜), 4㎜t平版(100×100㎜)
 金型: ISO-A型, ISO-D2型

加工

ノッチングツール SD型レバー式試料裁断器
衝撃試験片ノッチ加工
曲げ試験片加工
脆化温度試験片加工
エラストマー試験片打ち抜き加工

環境試験

恒温恒湿槽
温度範囲: -20〜150℃
湿度範囲: 20〜98%RH

適合規格

射出成形 JIS K 7152-1
ISO 294

樹脂物性RESIN PROPERTIES

 樹脂材料の物性は、金属に比べて温度・湿度の変化に敏感です。そのため、当社では温度23℃±2℃・相対湿度50%±5%に制御された専用試験室を用意し、より正確な試験を可能としています。試験室ではISO・ASTM・JIS規格などに基づいた静的特性試験や温度特性試験といった樹脂材料試験を幅広く実施しています。

主要装置

静的特性試験

引張試験 高・低温引張試験 シャルピー衝撃試験 アイゾット衝撃試験
10kN, 1kN 50kN: -60℃〜250℃
100kN: -180℃〜320℃
0.5J〜15J 1J〜22J
ロックウェル硬さ試験 ショア硬さ試験 引張弾性率試験 密度測定試験 曲げ試験
HRR, HRL, HRM HDD, HDA

温度特性試験

ぜい化温度試験 荷重たわみ温度試験 メルトフローレート試験 ピカット軟化点温度試験 熱機械分析試験
-50℃〜20℃ Max 300℃

適合規格

引張試験 JIS K 7161,7162:1994
ISO 527-1,2:1993
ASTM D638
熱機械試験 JIS K 7197
ISO 11359-1,2
アイゾット
衝撃試験
JIS K 7110
ISO 180
曲げ試験 JIS K 7171
ISO 178:2001
ASTM D790
シャルピー衝撃試験 JIS K 7111-1
ISO 179-1

金相試験METALLOGRAPHIC TEST

 新素材の研究、新加工法の開発および使用部材の健全性の確認には、金相調査が必要です。当社では、長年にわたって築きあげてきた高度な技術を用いて、金属組織や微細析出物を観察しています。

主要装置

光学金属顕微鏡 全自動研磨装置

適合規格

マクロ組織試験 ASTM E340
ミクロ組織試験 ASTM E3,E407
JIS G 0571
結晶粒度試験 ASTM E112,E930
JIS G 0551
非金属介在測定 ASTM E45
JIS G 0555

フラクトグラフィと元素分析FRACTOGRAPHY

 破面を調査するフラクトグラフィ技術では、破壊に関する情報が得られるため、部材の損傷原因を究明する手法として大いに活用されています。当社では、走査型電子顕微鏡およびエネルギー分散型X線分光分析装置などを用いて損傷部材の破面状態から破壊形態の特定・元素分布分析まで、信頼性の高いデータを提供しています。

主要装置

実体顕微鏡 走査型電子顕微鏡(SEM) エネルギー分散型
X線分光分析装置(EDX)

熱処理HEAT TREATMENT

 金属材料は熱処理によってその性質が大きく変化します。従って、金属材料の特性を最大限に引き出すためには、熱処理の精度が重要になります。当社では、400℃~1250℃まで制御可能な熱処理炉を有しており、精度の高い溶体化熱処理や焼入れ・焼戻しが行えます。また、測定計器や温度センサーは、定期的な校正を行うことにより信頼性を維持しています。

主要装置

炉床昇降式高温炉 箱型電気炉
600℃〜1250℃ 400℃〜1050℃

技術支援TECHNICAL ASSISTANCE

 長年にわたって培ってきた試験片加工・材料試験・特殊機器装置の設計製作に関する豊富な知識経験をもとに、お客様の多様なニーズに対応できる技術サービスを、技術者の出張作業や派遣・請負・出向などといった形で提供し、社会と産業の豊かな発展に貢献しています。

技術支援の概要

1.基礎・要素技術

金属・高分子材料等の組織試験・分析・物性調査
破面の解析・状態分析・構造解析
材料強度試験・変形、応力の計測と解析
金属材料の溶解・鍛造・熱処理
非破壊検査と評価・放射化物質の試験と評価

2.機器・プラント技術

特殊試験装置、検査装置等の設計・製作支援
センシング・制御装置等の設計・製作支援
機器・プラント等の性能計測・メンテナンス支援
構造物等の健全性診断・余寿命評価・損傷原因調査

3.環境・科学技術

プラントの試運転・性能計測・評価の支援
環境装置等の特殊排ガス計測支援

4.シミュレーション・システム技術

有限要素法(FEM)による構造物の応力・ひずみ解析支援
機器制御・監視・診断システムの構築支援
各種データ処理解析システムの設計・製作支援

5.加工・工作技術

各種試験片の加工(JIS、ASTM、DIN、BS 等)
各種治工具・部品の精密加工
各種工作機械装置等のメンテナンス等

医療機器の評価試験MEDICAL EQUIPMENT EVALUATION TEST

 当社は、試験・分析技術を核に、産官学連携を積極的に展開し、各業界における研究開発分野の発展に貢献しています。

 

 現在、最も積極的な研究開発が行われている業界の一つに、医療分野があります。医療分野は発展が期待されている分野であり、産官学から多額の投資が行われています。当社では、第一種医療機器製造販売業許可等の取得および品質管理システム(QMS)に基づく品質保証体制を構築し、主に試験の観点から医療機器の研究開発を支援しております。


 医療機器の各種試験では、米国材料試験規格(ASTM)および日本工業規格(JIS)に基づく材料や実体の試験を行うとともに、米国食品・医薬品局(FDA) ガイドラインによる引き合いにも対応するなど、国内外の顧客から信頼を得ています。

MR環境下における適合性試験装置

 医療機器等を対象として、磁気共鳴画像法施行時に静磁場によって生じる磁気誘導性回転モーメントを測定する装置です。ASTM試験規格により設計開発しました。

Easy Point ペディクルスクリューガイド装置

 ぺディクルスクリューイングの困難な位置決めを正確かつ安全に効率よく行うことができる装置です。(一般医療機器 届出番号 28B1X00013000003)

医療機器の標準・規格・ガイドラインに基づく材料試験

安全性試験 / 規格適合性試験 / 性能試験 / 比較試験 / 機能試験のための

材料/実体試験 引張試験
圧縮試験
疲労試験
硬さ試験
破壊靭性試験
引き抜き試験
金相組織試験 等
試験方案作成 損傷調査
上記に関わる関連業務

*規格等:ASTM F(米国材料試験協会規格), JIS T 他材料・試験機器規格


各種試験実施例
 ・椎間固定器の試験方法 (ASTM F2077)
 ・人工椎間板の静的・動的特性評価のための標準試験方法 (ASTM F2346)
 ・ニッケル・チタン超弾性材料の引張試験のための標準試験方法 (ASTM F2516)
 ・生体組織接着剤の引張における強度特性のための標準試験方法 (ASTM F2258)

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