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2017/01/16

誘導結合プラズマ質量分析装置とスパーク放電発光分光分析装置を導入しました

 昨年、当社は誘導結合プラズマ質量分析装置(Agilent Technologies 7800 ICP-MS)と、スパーク放電発光分光分析装置(Thermo Fisher SCIENTIFIC ARL iSpark 8860)を導入しました。

 ICP-MSは、水溶液中の無機元素を分析するための装置であり、ppm~ppb(0.0001~0.0000001%)単位の微量な元素濃度を数秒で測定できる装置です。使用例として、飲料水の水質には厚生労働省が定める基準(例えば、鉛 ≦ 50 ppb)があり、こうした微量元素の分析にICP-MSが用いられています。

 ※誘導結合プラズマ(ICP)質量分析とは

 スパーク放電発光分光分析はカントバックとも呼ばれます。簡単に言えば、金属の組成分析が、数十秒で行える装置です。
 測定原理は、金属表面と電極間に電気の流れ(スパーク)を発生させた際に生じるスペクトル線を、元素毎に検出し、その強度から組成を定量分析するというものです。測定面がフラットなブロック状の試料であれば、専用の研磨機で表面を研磨するだけで測定に使用する事が可能で、低合金鋼であれば、27元素を1回(1スパーク)約30秒で定量することができます。
 この設備は、精錬工程で抽出した溶鋼サンプル中の多数の化学成分を迅速かつ正確に分析し、その結果を精錬工程に速やかにフィードバックできるため、数多くの現場分析でも使用されている装置です。
 1月16日現在、当社では低合金鋼のみ対応可能ですが、今後は需要が見込める材質から順次対応できるよう拡大していく予定です。

 ※スパーク放電発光分光分析とは

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