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技術用語集

MS SERIES

MSシリーズ

メカニカルスペクトロメーター(強制振動式 内部摩擦測定装置)

温度一定で振動数変化による内部摩擦とコンプライアンスの丸棒の測定ができます。

MS-LHT

MS-LHT

MSシリーズの特徴

内部摩擦を研究するときには室温測定のようにある特定の温度と振動数(周波数)で測定するだけでなく、物性の変化や情報が多く得られる温度や周波数などの加振エネルギーに対しての変化(内部摩擦分布)の測定が行われます。共振法の場合の振動数はほぼ一定ですから、加振エネルギーの変化として温度を変化させて測定することになります。変態や拡散、軟化などの材料の温度変化測定を行い、ある特定の組織変化の内部摩擦分布測定を目的とした場合に、温度変化では複数の物性変化が混じっている可能性を避けるために温度一定にして振動数を変えて測定します。このような時に使用されるのが本装置、強制振動式内部摩擦測定装置MS型です。加力に対する試料のレスポンスとして応答ひずみの時間おくれ(位相差)を計測して、内部摩擦を測定します。また比較的純粋な内部摩擦分布による物性値が測定できるので、メカニカルスペクトロスコピーと言われています。

バックグラウンド未補正例

【図1】バックグラウンド未補正例

バックグラウンド補正例

【図2】バックグラウンド補正例

一般的に金属関係では溶質原子の拡散などを測定し、活性化エネルギーの算出に用いたり、鉄鋼の加工精度に影響し、化学分析や機器分析で分離できないフリー原子を除いた数十ppmオーダーの溶質原子だけの定量に用いられています。高分子の粘弾性率(タンデル=tanδ=内部摩擦)測定用の装置は内部摩擦が大きく剛性のない樹脂用の測定機構なので、金属やセラミックス等の剛性が高く内部摩擦の小さい試料を測定すると大きなバックグラウンド(機器摩擦によるノイズ成分)が加算されるので注意が必要です。弊社では長年の金属やセラミックスの微量内部摩擦への挑戦よるノウハウの蓄積から使いやすく、高性能の装置を提供しています。

MSシリーズの概略仕様

特徴
メカニカルスペクトロスコピー
温度による物性変化の少ない内部摩擦測定
活性化エネルギーの測定
溶質原子の定量
測定方式
逆吊り強制振動式位相差測定法
測定項目
内部摩擦、相対コンプライアンス
測定試料
金属、セラミックス、樹脂
試料形状
1mmφ前後の線材 ×35〜60mm長
1mm角前後の角棒 ×35〜60mm長
板形状も測定できますが、精度に注意
加振方式
電磁式ねじり振動
検出方式
レーザー反射ミラーによる高精度角度検出
共振範囲
1mHz〜10Hz
試料支持
駆動軸、固定軸保持
機種
MS-RT(室温
MS-HT(室温~500℃)
MS-LHT(-180℃~500℃)
MS-LT(-180℃~室温)
冷却方式
液体窒素PC自動制御式冷却

※1 写真や仕様は改良などに伴い、変更している可能性があります。 ※2 上記仕様は標準仕様です。ご要望に応じて対応します。

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