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技術用語集|GLOSSARY

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2024/01/01

位相差法

内部摩擦測定の方法のひとつである。内部摩擦とは付加した応力(力のエネルギー)に対して、物質内でエネルギーの消費が行われ、物質の反応がその消費エネルギーの大きさによって遅れが生じる。

この遅れは、付加力に対する材料の反応の時間遅れとして検出できる。この時間遅れを位相差といい、この差を測定する方法を位相差法という。

内部摩擦の成分は弾性と粘性が作用するが、樹脂などの粘性の大きいものは遅れ時間が大きいので測定は容易だが、金属やセラミックスなどのように弾性成分が大きいものは非常に小さな時間差を測るので精度確保が難しい。

内部摩擦測定における強制振動法(メカニカル・スペクトロスコピー)では減衰法や半価幅法が使えないのでこの位相差測定法が用いられる。

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